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バリアフリー住宅リフォームのポイント

現在、私達が住む日本は世界一の長寿国であり、2025年には4人に1人が高齢者になると言われています。最近では高齢化が進んでおり、高齢者問題は今や最優先の社会問題として真剣に取り組まなければならないテーマの一つです。
住宅においても、家族構成や生活の変化に対応して住まいの在り方も変化していかなくてはなりません。高齢になったときなど身体の機能が衰えても、家族と共に自宅で暮らし続けられることは精神的にも経済的にも大変重要なことです。自分自身が若い時や家族が健康な時には気付かないが、住宅内のちょっとした段差でつまずいてヒヤッとすることもあります。

バリアフリー住宅とは、玄関や居室出入口の床の段差を無くす(5mm以下)、階段や廊下に手すりを取り付ける、廊下幅は有効78cm以上にする、高齢者などの寝室とトイレは同じ階にする、階段は勾配(22/21以下)で緩やかにする、浴室は広く(浴室の短辺1.3m以上、広さ2平米以上)するなど、生活上の障壁(バリア)となるものを取り除き、快適に自立した生活を続けることのできる住宅です。また、バリアフリー住宅は、住宅金融公庫の融資について、高断熱、高気密(省エネ)住宅とともに基準金利(最も低い金利)の適用を受けることができます。
リフォームする時も間取りやデザイン、設備(キッチン、浴室、トイレ)だけのリフォームではなく、自然採光、生活上の動線を考え、居心地の良い住まいであるためにトータルで家全体を考えるなど「いつまでも安全で暮らしやすい住空間」を考えなくてはいけません。